プロフィール
14年10月に17歳でプロデビュー。デビュー戦で白星を挙げると、続く翌年のVTJでは古澤みゆきにチョークスリーパーで一本勝ち。さらに同年9月には元Valkirieフライ級王者・玉田育子と対戦し、見事金星を飾るなど、デビューから3連勝を果たした。その後、16年4月、PANCRASEで朱里に初黒星を喫するも、7月の修斗で檜山美樹子、8月のDEEPJEWELSでは、ホン・ユンハを下すなど、順調に白星を積み重ねていく。
16年にはRIZINデビュー。デビュー戦となったアリーシャ・ガルシアとの一戦は、相手に力負けを喫し、黒星スタートとなったものの、17年4月に行われたアレクサンドラ・トンシェバとの対決で判定勝ちし、RIZIN初白星を挙げた。さらに同年10月に行われたGP1回戦ではポーランドのシルビア・ユスケビッチと対戦。終始主導権を握り、1回戦を突破。続く大晦日に行われた準決勝では、マリア・オリベイラに腕ひしぎ十字固めで勝利するなど、元祖秒殺女王の藤井惠の下で行った、自身の課題・極めの強さを身に付けるトレーニング成果が発揮された。その勢いのまま戦った決勝では、憧れのRENAに対し果敢にタックルを仕掛け、最後は得意のバックチョークで締め落とし、見事なGP優勝を果たした。
18年に入っても勢いは衰えず、5月のRIZIN.10ではKOTCで活躍するメリッサ・カラジャニスに3-0で完勝。続く7月のRIZIN.11では再びRENAと対戦。憧れの相手にも臆することなく、積極的にタックルを仕掛け、再戦を勝利で飾った。しかし、18年大晦日に臨んだ初代RIZIN女子スーパーアトム級王座の座をかけた一戦では、元世界王者の浜崎朱加を相手に、一本負けを喫した。
心機一転して臨んだ19年のRIZIN.16では、山本美憂と対戦するも判定の末敗戦。それでも、頂点を目指して挑んだ8月の名古屋大会では、アリーシャ・ザペテラ対戦し、両者譲らぬ打撃戦を繰り広げた結果、見事に判定勝利。その後12月に行われたBELLATOR JAPANでは、KOTCのチャンピオンのジェイミー・ヒンショーと対戦し、キムラロックで一本勝ちを収めた。
「純情可憐タックル女子」の愛称で親しまれる24歳。RIZIN女子スーパーアトム級のベルト奪取へ向けた今後の活躍に期待したい。